君との溶解度







曇り空の、校庭。




真っ赤な傘を持って教室に入ってきた君を見て、僕は、再び恋をした。





昨日の夜に、愛を伝えた君がさらにいとおしく感じた。







もう一生、離さない。





僕は君に「おはよう」と言いながら、そう心に決めた。