ピンポーン♪


仁志の家に着きチャイムをならすと、まだ眠たそうなスウェット姿の深晴ちゃんがでた。



「……!」


目をパチパチさせ、俺が来た事に驚いていた。


「あ、仁志いる?」


「お兄ちゃんは、まだ寝てます…入りますか?」


そういってドアを押さえながら深晴ちゃんは俺を入るように促した。


「ありがとう…。」


中に入り、ソファーに座り、深晴ちゃんがお茶を淹れてくれると言ったので待っていた。


……

ヤバイ、まじ寝起き可愛い。

てか俺キモいわ…。


「昨日はすみませんでした」


「え?」


お茶をテーブルにおきながら深晴ちゃんが言った。


「その、帰るって突然言い出したりして。」



深晴ちゃんは昨日の事を謝罪していた。


「いや、俺こそ悪かったな、突然。」



「……私、恋人いるんです、だから他の男の子と話すのは気が引けるんです。ごめんなさい」


「大丈夫、つか仁志寝てるの?」


全然大丈夫じゃないけどね実際………


「お兄ちゃん多分起きてますよ、部屋行っても大丈夫ですよ」


「サンキュ」


そういって仁志の部屋に向かった。