「あぅ…ちがっ…そこは…あー…ダメっ!」
ガバッ
「…あれ?」
ふぅ…なんだ、夢かぁ…。よかった。
「変な声出して、どんな夢見てたんですかー?」
「きゃあぁぁ!?」
「…。」
「あぁ、ごめん黒いカエルさん。」
ソファの後ろから急に話してくるから…。
「というか、ここは?ヴァリアーなの?やっぱり。」
「はいー。ミーが連れてくる途中寝ちゃったでしょー?」
「ミーって…。本当に面白いね!カエルさん♪」
「ミーは"フラン"ですー!その呼び方はやめてくださーい。」
「わかったよ…。じゃあフランで♪私はメリル・ディモーネス。」
「へぇ〜。かわった名前ですねー。」
「…よくいわれるよ。下の名前は長いから、みんなメリル・ピンクって呼ぶよ?」
「あー、髪がピンクだからですかー?」
「そうそう♪」
「ていうか、」
「はいー?」
「ここにいてどうするの?」
「もうちょっと待ってくださいー。まだボスが居ないんでー。」
なんてマイペースなんだか。



