ズガーンッ!!!
「なっ…!」
「ふぅー…、大丈夫?」
「はっ…はい…。」
私は手に持っていた本を縦むきにして、銃撃を防いだ。
「そんな…バカなっ!」
「確かに…。」
すくっと立ち上がって、敵に近づいていく。
「人を殺す暗殺者は悪いと思う…。」
「うっ……。」
「でも、」
「…?」
「やられてる方をかばうのは当たり前でしょ?人として。」
「ほら…。」
「…え?」
「殺さないから、さっさと消えろっ!!」
「はいぃぃぃ!」
ダッ…
「やった!大丈夫?黒いカエルさん?」((ニコッ
よく見ると、カエルの人は翡翠色の髪と瞳をしていて、顔もきれいだった。
「あ、ありがとうございますー。」
「喋り方…。」
「あぁ、これは気にしないでくださーい。」
拍子抜けだ…。
「あなた、ホントに凄いですねー!」
「あなた、暗殺者なんだって?ヘマしちゃったの?」
「…いえー。」
「ぷっ…まぁ、いいよ。ところで…どこの暗殺者なの?」
「ヴァリアーですー。」
え。
「あ…あの、ボンゴレ特殊暗殺部隊ヴァリアー?」
「当たりでーす。」
じぃぃー………。
「あのー…?」
ひょいっ
「きゃあっ!?」
急に抱き上げられた。しかもお姫様抱っこ…!
「え、ちょ、何!?」
「ヴァリアーに入れてもらえるように頼みにいくんですー。」
え、ちょ、まっ…勝手に…!?
「ええええぇぇぇえええ!!!??」