…と、同時に 「あのっ、一哉は…どこにいるんですかっ!?」 アタシは身を乗り出して、聞く。 森さんはクスリと笑う。 「そうくると考えていたよ。 …紳道はもう、この大学にはいない」 寂しそうに言うから…ちょっと、不安になる 「じゃあ一哉は…?」 森さんは腕を組みながら言った。 「うーん…紳道は君にヨロシクと言っただけなんだけどねぇ」 アタシはだんだん、ムカついてきて。