放課後プリンセス









一哉がアタシを見ている―






そうだって、知っているから。







思わず目を…閉じてしまう







「は…ふ…」











ああ、また君が離れてく






―もっと触れてよ







―もっと傍にいて





昔の小さな願いが、さらにまた願いを増やす。






アタシは欲張りよ。





君が愛しすぎて。





離れてしまうと、何かが起こる気がして怖かった






近くにいてくれるよね?