放課後プリンセス







「…一哉?」





「んー?」







沈黙さえも…愛おしい、なんて







一哉がいてくれるなら、全部が幸せ。






「外、行かない?」




「えー…」







めんどくさそうに、一哉は雑誌を手に取り、床に寝転んだ。






あれから一哉は無理しないで素直に反応してくれるから








一哉がわかるから





そうだってアタシは知ってるから…アタシはそんな反応でも許せるよ?





「じゃあー…舞花が俺の言うこと聞いたらね」