「もしかして堺さん、まだ一哉のこと…」 アタシの一言から、しばらく沈黙が続く。 『…何言ってんの!一哉は今、舞花ちゃんのことが好きなんだよ?元カノとか周りの人なんかのこと考えないで、好きでいていいんだよ。好きな気持ちは、みんな同じだから』 「…!」 優しい口調で話す堺さん… 貴方は優しすぎます。 好きでいたいよ。一哉のこと。 本当は、まだ好きなんですよね…? その言葉を必死に抑えて、アタシは電話を切った。