…止まらない 「一、哉、がっ…」 自分で言ったくせに ”一哉”というワードに反応するのは何故? よっちゃんも目を見開いて。 「ま、舞花、後でメール…して?」 泣いている声、 泣いている顔 すべてが恥ずかしくて…アタシは下を向きながら頷いた。 その会話を終えると、時間も気にせずトイレにかけとむ。 「っ…くっ…」 アタシの泣き声が、誰もいない朝のトイレに切なく響く。