そう思うと、たった1冊の本にも、 愛しさがわいてくる。 「ゴメンな。じゃ」 それだけを言い残して、 一哉は行ってしまった。 「…」 こういう関係なんだ。アタシ達は。 いつも隣りに感じていた温もりは、 もう感じられないんだね…