廊下を歩いていると、灰色の校舎が、夕日でオレンジ色に染まっていて、きれいだった。 私しか歩いていない廊下は静かで、私の足音だけが廊下に響き渡っていた。 玄関に着くと、朝見た落書きに目が行ってしまう。 『優斗様登場!!』 その落書きの前で立ち止まっていると、後ろから足音が聞こえてきた。 ゆっくり後ろを振り返ると、そこには灰校の頭。 南優斗がいた。