せっかくの楽しいはずの

旅行が…こんな形で終わ

るのが悲しかった。



ジャラ〜ジャラ〜〜


TUNの腰から鍵の音。



『旅行楽しかったなっ!

また行こうな〜じゃあ気

をつけて帰るんだぞ!』


駅まで見送ってくれた。



《うん…バイバイ》


笑顔がうまく作れない。



電車の中――


TUNと雪の事が頭から

離れない。




【あたし…嫉妬してる?

イラつく方が変?

もう…イヤダ……ょ……】