すぐにTUNの携帯に

かけたが電源が入ってい

なかった。



公衆電話からだったのだ

ろう。



【ゥゥッ…TUN…何が…

ごめんな……なの…ょ…

ズキン…何で…謝るの…ょ

あたし…わかんないよ…

全然わかんない…ょ…ぉ

グスグス…】



話したくても話せない。



繋ぎっぱなしの電話……



TUNも今のあたしと同

じだったの?



【でも……あたしは…

TUNと繋がる事…ズキッ

できない…ょ…ぉ…グスン

TUNの声を聞く事も…

逢う事も……触れる事も

できないょぉ…ズキズキ】



ピンポン……



いつの間にか陽が沈み始

めていた。



【誰……ドクン…ドクドク】



ピンポン……



【TUN…ドキン……来て

くれたのかも……さっき

の電話……『ごめんな』

って……ドキン】



以前にTUNが夜来てく

れたのを思い出した。



今までは開ける事が出来

なかった重たい鉄のドア。



【モウ…そんなの関係ない

キュン……TUN……】



もう後悔はしたくない。



もう

TUNと離れたくない。



あたしの

願いはただひとつ……




TUNと生きたい―――