【…もう…いい……もう

パパとは一緒にいれない

ドクン…いたくない…顔を

見るのもイヤ…ドクドク】



《もう…別れよ…》



あたしは今まで何をため

らっていたのだろう?



あたしは今まで何を恐れ

ていたのだろ?



「あいつのとこか?」


《違う…あなたと居る事

に耐えられないから…

もう…無理です……》



「そんな話されたって俺は

納得しねーからな!!今

までお前は好き勝手やっ

てきて最後はこれかよ?

俺をどんだけ苦しめるん

だよ!!」



バン!!!ガチャン!!



物に当たり散らすパパの

姿を何度見ただろう?



《…もう…やめようよ…

こんな事しても仕方

ないよ……もう…終わり

にしようよ……》



あたしの感情は冷めきっ

てしまったようだ。




パパが暴言を吐こうが

暴れようが

今のあたしの心には

何も感じない――――