「おい!!」


パパの大きな声で目が覚

めた。



「ポストの中に写真が入っ

てたぞ!!」



パパの手には細かく切り

刻まれた写真。



「これ…お前だろ?」



【…ビクン…ぁ…

酷い…ょ……ズキズキ】



あたしの顔に何度も傷つ

けた痕があった。



【ズッキン……この写真…

初めて出逢った時の…】



この写真の横にはTUN

が写っていたはず。



【…TUN…あたしの事

ズキン…そんなに…憎い…

の?……グスン】



「どんどんエスカレートす

るな!そいつ何するかわ

かんねーぞ?!」




TUNを

止めるのは無理なの?



あたしの願いは届かない

のだろうか――――