プルルルル~プルルルル


『はい…』


《あたし…》


止まらない

TUNへの想い。


『こんな状態いつまで続

けるつもりだ?』


今日は冷静なTUN。



《ごめんね…

旦那が怪しんでて…家か

らも出れなくなって…》


悲しくて目が潤む。


『今出ろよ?!

旦那居ねーんだろ?

俺の部屋に行ってろ!』



【ズキン…ワカッテルょ…今出れ

ばTUNの元へ行ける

でも…パパはきっと…

ビクビク…あたし達の元へ

…グスッ】



《TUN…今行ったら

旦那が必ず来るよ…

そしたら…あたし達…

傷つく…》


『TABASAが逃げな

きゃ…一生そこからは出

れねーぞ!話して分かる

ような奴じゃないだろ?

旦那が乗り込んで来ても

俺がいるだろ?!

早く出ろ!!』



【TUN…キュン……あたし

そこに行きたい…ょ…

ドキドキ……傷ついても

TUNとなら……】



あたしの壊れてた心に迷

いが出てきた。




いつ帰ってくるか分から

ない恐怖の中で決断を迫

られる――――