また途中で電話を切って

しまった。



【ﾋﾞｸﾝ…きっと…ＴＵＮ

怒ってるね……ｽﾞｷｯ】



あの時はああするしかな

かった。


同時に疑問が生まれる｡



【ＴＵＮは…雪と…ｽﾞｷﾝ

なのに…何でそんなに怒

れるの？？どうして？？

もっと悪いと思ってょ…

ｸﾞｽｯ……】



ＴＵＮの強気な態度が

理解出来ない。



【あたしが電話しない理

由…もっともっと…ｽﾞｷﾝ

考えてよ…もっともっと

謝って…ょ……ｸﾞｽｸﾞｽ】



ＴＵＮに言えない不満が

止めどなく溢れ出す。




真夜中の静まり返った

部屋に時計の秒針の音

だけが響く――――