『もうそこから出ちゃえ

よ！旦那の居ない時に出

れるだろ？！俺の事好き

なら…そんくらいの事し

てみろよ！！』


無茶苦茶なＴＵＮ｡



【ｷﾞｸｯ…そんな…そんな

事出来ないょ…それに…

ＴＵＮは雪と…ｽﾞｷｯ…

あたし…ﾑﾘﾀﾞﾖ…ｽﾞｷｽﾞｷ】



カチャン……


鍵がまわる音！！



【ビクン！！

帰ってきたよ…ﾋﾞｸﾋﾞｸ】



ガチャン！！


ドアが開けられた。



《ごめんなさい…》


『ＴＡＢＡＳＡ？！』


ＴＵＮの

叫びが耳に残った。


｢誰としゃべってた？！｣


パパに聞こえたのか？？


《……ぁ……ｱﾉ……》



また震えが始まる。



｢あ？聞こえねー？！｣


《……ﾏﾁｶﾞｲ…ﾃﾞﾝ…ﾜ…》




ＴＵＮとパパの怒鳴り声

が重なっていく――――