『あぁ…

行ったのは本当だ……』



【ズッキーン!!ズキズキ

ぁぁ……本当だったんだ

ズタズタ…そんなぁ…

ヒドイ…ょ…ぉ…グスッ】



もう立っていられないほ

ど身体がガタガタ震えだ

した。



『黙ってたのは悪かった

ごめんな……でも…』


《言い訳なんか!…グスッ

聞きたくないょ…グスグス

モウ…TUNの事……》



ガチャン!!


電話を切ってしまった。



悲しくて――


憎くて――


辛くて――


悔しくて――


寂しくて――


どうしようもない……。



【グスン……信じてたのに

こんな裏切り…ズルイ…ょ

TUNと雪が……愛しあ

った……ズッキーン……】



トイレで泣き崩れた。




泣いても泣いても身体か

ら悲しみが消えることは

ない――――