「誰と話してた?!!」


パパが恐くて恐くてたま

らない。


《ぁ…イタズラ…電話

だった……》


TUNからだとは絶対に

言えない。


「は?!

お前話してただろ?」



【ビクン!ずっと…聞いて

た?!…ビクビク】



首を横に振った。


「まぁいいや!!

嘘ついたっていつかバレ

るんだからな?!」


不気味な笑みを

浮かべてパパは布団に

戻っていった。



【ハァ…終わった…ょ…

もぅイヤ…息苦しい…ハァ】



【…そう言えば……】



さっきTUNが言った事

を思い出した。



【雪が会社?!…何で?

まだ連絡取ってたの…

ズキン……何時間も何話し

てたの??あたしの約束

守れないほど大切な話?

ズキズキ…】




あたしが知らないTUN

と雪の関係――――