「誰からだ?!」


パパが怒鳴る!!



【ビクン!!…ぁ…イヤ…

来ないで……イヤ…ァ…】



バシッ!!!


パパが

受話器を取り上げた。



【イヤッ!…TUN…ダメ


モウ…バレチャウ……ズキズキ】



「あーもしもし?!」



【お願いTUN…ビクビク

喋らないで…!!】



「ふざけんなよ!!」


パパの大きな声が部屋中

に響く。



【ビクン!!…ダメ…ダ…

もぅ…ぁぁ…ビクン】



「切りやがった!!!」



ガチャン!!


受話器を叩きつけるよう

に置いた。



【ぁぁ…ドキドキ…よかっ

た……TUN気付いて切

ってくれたんだ…ね…キュン

…ぁぁ…ヨカッタ…】



もしTUNが電話を切ら

なかったら……




恐ろしい事が起きていた

だろう――――