「もう一回TUNちゃん

に電話して今日は諦める

ように言うからさ!」


《うん…お願い…》



【ねぇ…TUN

何があったの?1度も

電話くれなかったのに…

今からなんて出れる訳な

いじゃんょ…ぉ…ズキン】



怒りと逢いたい…が

ゴチャゴチャになって

いる。


「お前ら何こそこそやっ

てんだ?こんな時間に何

の用事だよ!」



【ギクッ!!】



《あっ…あのね……

何か雛の彼氏が事故した

みい…で……》


嘘とわかる嘘をついた。


「は?その割りに随分と

落ち着いてんだな?!

二人とも!!」



もう上手な嘘を考える

余裕なんかない。




今はTUNが来ない事を

祈る――――