『急に出て大丈夫か?』


TUNのベットが月明か

りで蒼白い。



《うん~雛と一緒って事

になってる!友達がケガ

したからお見舞いって言

って~》


『そうか…悪かったな!

帰ってから何か言われた

りしないか?』


《…うん…たぶん……》


本当はあまりいい顔され

なかった。



『雛ちゃんにお礼言わな

きゃな!そうだ~今度み

んなで飲むか?雛ちゃん

が一緒なら怪しまれない

だろ!!』


《うん!一緒なら何聞か

れても大丈夫だしね~》


雛と一緒に居れば苦しい

嘘を考えなくて済む。




解放感に満ち溢れていく

ようだ――――