精一杯のごまかしをして

電話を切った。



すぐに真っ赤な顔で泣い

ているチビ太を抱き

上げた。


《チビ太…ごめん…ね…

ダメなママだね…ぅぅ》


゙ギュッ”と抱きしめた。


[ぁ〜マァマ〜?]


泣いてるあたしの頭を

小さな…小さな手で…

撫でてくれた。



あたしの大切なチビ太。



幸せなはず―――

なのに…なのに………



まだ満たされてない気が

する。



あなたと出逢ってから。


TUN―――