逢いたい…。【実話】

『俺、ずっと不安だった

よ…今までTABASA

からの連絡を待つしかな

かったからな…変な風に

考えたり…』



【…ズキン…ズキン…】



《TUN…ごめんね!

今度はあたしがTUNか

らの電話を待つね!》



TUNはいつも大人

だった。


いつも

あたしを包んでくれた。


今日みたいなTUNは初

めてだ。



ずっとずっと…

あたしの連絡先を

聞かなかったTUN。



苦しんでいたのだろう。




しかし携帯で不安が

取り除けるのは一時に

過ぎない――――