団地の駐車場。



ふと最上階を見上げた。



【あっ!!パパだ

怒ってるんだ…ビクン…】



階段を上がるのが恐い。


玄関の前にパパは居なか

った!


《ただいま……》


玄関を開けるがパパの姿

はない。


部屋の奥で待っていた!


《………ゴメン…》


「座れ!!」



【…ビクッ!

うっ…恐い……ょ……】



「またやったな!!早く

帰る約束はどうした?」


《ごめんなさい…》


「守れなかったら遊ばせ

ないって言ったよな?

それでいいよな!?」



【イヤ…もう逢えなくなる

そんな………どうしょ…

イヤダ……ょ……ぉ…】




同時にTUNの後ろ姿が

重なった――――