『おっ!そうだ〜〜

はいっ!これあげる♪』


ジャラ〜〜ジャラ〜


いつもの鍵の音。


たくさんの鍵の中から

1本外した。



【えっ??鍵?…】



『ここの部屋のだよ〜

好きな時においで!!』


そっと手渡してくれた。



【ぁ…部屋の鍵…TUNの

あたし…キュン…うれしい】



最高の幸せを感じた。



【でも…パパに見つかっ

たら怪しまれちゃう…ょ

…ビクビク】



自分の気持ちを沈めるし

かなかった。


《TUN…あたし

すごく嬉しいよ…だけど

今は受け取れないょ…》




涙があふれた――――