今日は一段と大人びて見える巻いてある莉子のキレイな髪が耳からさらりと落ちた。 「…千雪??」 「…日向千雪。知ってる?」 「…うん」 「教えて欲しいんだ。千雪のこと」 「どうして海斗が千雪のこと知ってるの? それに、私が千雪と友達なことをどうして海斗が知ってるの??」 莉子にしか聞けないってのは、言い訳。 聞けば良かったんだ 昨日、追いかけて捕まえて無理やりにでも。 なのにオレは 雨の中、小さくなっていくアイツの背中を立ち尽くしたまま見つめていた。