「私は 諦めたくなかった 諦めることなんて出来なかった……。 確かに、看護士の夢は 私にはなれるわけないって……。。 けど!! 海斗が好きだって この心は諦められなかった! 今の私には この心しかないの!!」 雨なのか、涙なのか、もう区別もつかない雫が千雪の頬をつたっていた。 その雫を拭いもしないでまっすぐ見つめ続けてくる瞳にオレは……。