「莉子から私の事聞いたよねって、千雪が言ったんだ」
確かに…そう言ったんだ。
やっぱ意味分かんねーよなって、少し節目がちに頭をかいたら、食いつくように大悟が言葉を続けた。
「海斗、ちょっと待て。
莉子はお前の事故を知らなかったんだろ?」
「あぁ。
エリカと夏休みにオレらの中学行って、水泳部だった事や事故った事を知ったらしい」
実際、莉子からは多くは聞けなかったけど、
莉子と別れてからエリカがあの夏休みの莉子の行動や想い、全てを教えてくれた。
「じゃぁ、どうして莉子から千雪ちゃんの事を聞けるんだよ」
そんな事、オレが一番聞きたい。
さんざん考えた。
けど……
「それが分かんねーから悩んでんだよ」
「だよな…」
結局、2人してため息。



