それから、千雪との事を話した。
ずっと喋ってるオレに
何か言うわけでもなく
大悟はずっと黙ったまま聞いていた。
「――…ガラじゃねーけど、会いたいと思った。
だから、会いに行った。
けど、会ってから分かった。電話でオレも千雪も勘違いしてたんだって」
「なにを?」
「………」
「海斗?」
腹がたったくせに、
知らないまま、聞かないままだったら良かったって思う今は
…矛盾してる。
「バイクを飲酒運転して、オレを巻き込んだヤツは…」
軽く唇を噛んで、すぐにまた言葉を続けた。
「…千雪の兄貴だったんだ」



