「あ…」 いきなりハッとして、千雪が周りをキョロキョロと見回す。 「どーした??」 また誤魔化すつもりだろ!! 「放課だし、出てきちゃったね」 目線の先には 昇降口からチラホラ出てくる学校のヤツら。 「関係ないだろ??」 べつに見つかったって、私服姿の千雪を『あなた誰ですか??』って見るだけじゃねーか。 そんな事より、やっぱりもう一度言わせてやるっ。 「ヤバいっ!! 海斗!!これ!!」 いきなり千雪が急ぎ出して 、肩からかけていた小さなカバンから何かを取り出しオレの手に握らせてきた。