「かっこいいのよ~」

「面食いなのって言う年じゃねーだろ」

「毎日毎日お父さんばっかりじゃ飽きちゃうでしょっ」

「……あっそ」



こんな時に限って仕事の帰りが遅い親父にちょっと同情。。



「オレ、もう寝るから」

空きコップをキッチンカウンターに置いて二階へ。
階段を登ってすぐの部屋が兄貴の部屋。


一応ノックを2回。

「兄貴、風呂ぉー」



ドア越しにすぐ兄貴の声が聞こえた。



「あぁ、すぐ行く」


伝わったことを確認して自分の部屋に戻ろうとした。

けど……すぐに兄貴の部屋の前にまた立った。



「あー、兄貴?」

「なんだー?なんか用か??」