『まあな。
後悔するもしないも、決めるのはお前だろ??』

『後悔なんてしねーよ!!んな無駄な事考えもしねーし』

『後悔なんてしない方がいいか??』

『なに言ってんだよ!?
当たり前だろ、バカじゃねーの!?』



優秀な兄貴はどうせ後悔知らずだろーが。
なに言ってんだよ!!



『お前にバカ呼ばわりされる日が来たか』



兄貴は笑って机に肘をついた。


バカにしてんのは兄貴の方だろ!?


イライラする…。自分の部屋に戻ろうとため息ついて立ち上がったオレに兄貴は微笑んだまま話しかけてきた。




『でもな…海斗、後悔先に立たずってのは間違いだ』

『あ゛?』

『つまり………』