なのに…――― 「なぁ、次の日曜 この映画観にいかね?」 このシリーズ観たいんだ。って、机の上に教科書じゃなくてフリーペーパーのタウン誌開いて話しかけてきた海斗は いつもと何も変わらない。 思わず顔を見たら 「他になんか観たいのあるか?」 って、 明らかなワザとらしい素振りなわけじゃないから 「私もそれ観たかったの~。行こ!!」 私もテンション高く頷いた。 話…あるんじゃなかったの?なんて 私からはやっぱり聞けないや。