「いってらっしゃい」 というおばさんの声がした 振り返り手をふる 「大丈夫か…」 私がそう呟くと真樹が私の頭を撫でた その手が温かくて ″頑張ろう″ そう決意した 真樹の少し後ろをついていくように歩いていく 大学までは電車ですぐに行ける距離 電車に乗ろうとすると、大学生の多さにびっくりした