ふわっ 桜の花びらが、リツの背の方から、舞い上がる。 (桜…?) 「もう、咲いている桜があるんだ…」 あれ?この匂いー、 思い出す。 『あれ?この匂いどこかでー』 「ーああ、そうか。サクヤさんの煙草の匂いと、同じだ」 舞い散る桜が、リツを包んだ。 [完]