潤兄は浮かれすぎている。

ちょっと異常じゃない?

「でさ、お前が高校卒業するまで、麻紀もココに住むから?」

「―え?」

「じゃあ、俺、麻紀手伝ってくる♪あ、今日卓志にお前をよろしくって言っといたから」



―バタンッ



扉が閉まり、部屋が静まり返る…


「潤兄、それは急すぎだよぉ…」




私は力のない足取りで、用意をして、卓ちゃんの家に向かった。

いつものように、おばさんが迎えてくれて、お風呂に入って、夕飯を食べて…寝ようとした。



そして、いつものようにしていることが、一個かけていることに気づく。



私、卓ちゃんと喋ってない…