ぼんやりと思ったのは《楽しくない》だった。

だったらいっそ、ノリの良いギャルの《1番目グループの仲間に入れて貰おうかな》と、考えるようになっていたようだ。


しょうもないかもしれないが、“笑いのツボが一緒”って、

波長が合う合わないは、思春期において結構重要なんじゃないだろうか。

同じモノを見て、同じように笑える。

【笑いを共有すれば親近感が沸く】からさ。

なので、今現在ご主人は新生活をイマイチな気持ちでやり過ごしていることになる。


もちろん2番目グループが悪い訳ではない。

ただ噛み合わない会話を修正して、【わざわざ仲良くする努力が面倒だった】んだ。

ほら、ご主人って無気力だからさ。


《徐々に移籍しよう》と決心した矢先、事件が起きた。


……事件が起こり過ぎだろう。
“ありえない展開”と“波瀾万丈”ではナイから、携帯小説らしくなくてごめんね。

でも【ボヤ騒ぎ程度の事件が逆にリアル】だろう?

だってこの話は、【“あなた”にも分かるリアル感がキー】だからねー……って。

裏設定をベラベラ喋っちゃった。また怒られるから内緒にしてね。


とりあえず、女子高生的な事件が起こったんだ。