なんかギャルの印象が悪くなりそうだな。大丈夫です、ご主人のギャルの友達はいい子です。

ただ当時の教室で考えると、たまたまそうだっただけだからあしからず。


全国のギャルの方はきっといい人ばかりだぜ……って言わなくても皆様ならご存知だよな。

話がそれましたね。



――そして、いつの間にか自然と単体になったBちゃん。

ある日、トイレの個室でご主人がカラカラペーパーを回していると、

ドアの外から聞こえたのはBちゃんの悪口だった。


しかも、それを言っていたのはBちゃんとほとんど関わりのなかった5番目グループの奴らだった。


5番目グループは、大人しく優しそうな印象のメンバーで形成されており、
ご主人とは違う“本当に悪口なんて言いません”っていう正義感の強そうな人間が平気で悪口を言っていた。

内容は覚えてないけど、とにかくBちゃんの悪口を言ってた。


ご主人は本当は聞こえないフリをしたかったのかもしれない。

別れ際に討論になりスパークした彼氏からのダメ出しくらい、

クラスメートによるクラスメートの悪口を聞きたくなかったのかもしれない。


……ちゃっかり噂を拾えるよう耳を研ぎ澄ましている癖に、聞きたくなかった矛盾が可愛いな?