反省することは良いけど、てか反省しなきゃなんだけど、例えば仲間ハズレにされて自殺された被害者の遺族感情は許せないかもしれない。
反省するなら、なぜ最初から気付かないんだ――って。
あの子の為にぜひ生きてください〜なんて、なかなか思えないんじゃないかな。
俺は被害者の遺族じゃないから、これはバーターのコメンテーターくらい薄っぺらいんだけど。それこそ軽々しく話すなって話なんだけど。
(“けど”“けど”で続けて話す口癖って、相手がイラっとするらしいから気をつけるね)
そもそも誰が悪いとか悪くないとか、いくら【論争したって“目に見えない”んだから終わらない】だろう?
自発的に自分こそ悪かったと反省するかもしれないけれど、
【透明のイジメの場合、クラスメート全員がグル】なんだ。【悪いと思いながらも保身の為に悪口を言う】のだから。
そんな【複雑な人間関係】、悪いか悪くないかなんて、百人居れば百人で違うんだ。
性格や価値観だって違うから、悪い悪くないなんて本当にそうなのかなんて定かでない。
そもそも【何十年も前からあるイジメの“悪い人”が、討論の末に発見できた】のかな?
もし自殺した人が居たとして、その子は実は普段から人に嫌がらせをする嫌な奴だったら?
あるいはイジメっ子が立場逆転いじめられた場合の自殺。となると悪いのが誰かなんて、もう複雑過ぎて分からないだろう?
長所や短所のように、悪い人なんて、俺たちは人間だから見つからないよ。
それが分かるのは仙人だよ、もう達観してる人だ。善人なんて成長途中の教室には、なかなか居ないよ。



