したたか舌打ち、ジメジメいじめ


【友情】にまつわる話…

『信頼してるから』
『裏切られた』
『私たちには絆がある』


――こういう発言は、“わざと”ウケ狙いでは自発的にするが、ご主人の周りの“普通の会話”では、まずない。

どういうシチュエーションで話すのかが謎でしかなかった。痛いなと引いていた。

(皆様はどうか分からないけど、ご主人の周りにはガチで言う人は居ない。『あいの○風に語れば〜…』と言う悪ノリでしか“友情”を用いない)


歌や小説やドラマや映画なら、友情なんて言葉はロマンチックでアリだけど、普通に(女子高生の多く)が日常生活で使う場面は少ないのかな、とか。

せいぜい読書感想文や道徳の授業くらいで。
【真剣な単語(例えば『一生親友』)なんて、友達関係の日常会話にはない】


多分、Jちゃんのことがある前までなら、こうしてここで【真面目に話す】なんて、その時点で俺は余裕で引いていた。

【友情なんて《オーバー過ぎる》と白ける】し、【友情なんて《大袈裟過ぎる》と重たく思う】し、

【“たかが”友情なんて】そう、【たかが友情に熱く語るなんてダサイし重たい】―――ご主人も俺も、きっとそう思っていただろう。




――しかし、がらんどう。

二年半【青春のキーとなる友情がない】んだから。【“たかが”がない】

かけがえのない友人なんて――【浅く広くどうでもいい人】のご主人。そんなの淋しいじゃないかって言いたい。


…身内だからってご主人を斬りすぎたかな?まあ保健で止血方法習ったし大丈夫だろう。…覚えてないけど。まあ大丈夫だ、“たかが”説教くらい、ね。