つまり、【○○さんを部活内の女子全員で嵌めてる】ってことだったんだ。
自分の愚かさは棚に上げ、《コッワー》とひきつるご主人。
一見ひっかけ役の××さんだけが策略家で怖い気がするけど、
実際は、○○さんが口が軽いと【立証する話に乗っかった女子全員が怖い】んだ。
――【女子は集団となると、嫌われ者を作ることに容赦しない】んだと知る。
【陰湿なのが女子】だと。
そんな感じで【定期的に実施される女子同士の陰湿で透明なイジメ】を、中学で見聞きしてきて。
(それらを【イジメではなく、いざこざ】だと思っていたんだけどね。【理由は死んでないから】で。
それもどうかって今なら思うんだけど、当時はいざこざだと軽く考えていた)
そして、いつからか無意識に【女子のいざこざとは無縁でいたい】と願うようになった。
…とはいえ、こういう悪巧みは一例なだけで。平凡に過ごしてもいた。
ご主人は確かアヒル隊○に夢中で、TVの話ばかりしていた。
それか教室でSPEE○のダンスの真似をしていた……若いって無敵だな。
(ジェネレーションギャップを感じたなら、スマートに流してくれたら有り難い。CDは縦長がしっくりくる、みたいな)
【女子の良い部分ももちろん知っている】が、良い部分は誰だって知っているから、省かせてもらう。
語り手の独断です。唯一透明人間の俺が持ってる権利だから。
……権利ばかり主張して義務を果たさない人間にならないよう気をつけるね。
…なんて誰の演説だ。
つまらない話の時って、狙ったかのようにマイクが絶対ハウリングするよな。空気読めるよな、マイクって…



