ここまで読んでくれたなら、『は?ご主人ってめっちゃ人間不信じゃん?』と、心配してくれていることでしょう。

…いや、呆れているかもしれませんね。むしろ俺にも愛想も尽きてる?

それじゃあ挽回しよう。…って全く庇いきれないけれど。


隠れビッチご主人。
何も最初から計算高かった訳ではないんだ。フォローはしないけれど、遡って話してみよう。


幼稚園や小学生低学年まで、多分普通の子供だったはず。単純な。

【女子の裏を読むようになった】のは、やはり小四のあの出来事。


ある日、先生に悩み事を意見するポストが設置された。(金曜日に手紙を収集すると言うものだったはず)


ポストと言っても鍵はなく、お菓子の箱に穴が空いていて、

別に箱を開けたら中身は読めるポンコツもんなんだ。


――後ろのロッカーに誘惑のポスト。

気にならないと言ったら嘘になる。コソっと読めばバレやしないんだからさ。


恋人の携帯電話を見るか迷う心理だね。気になるけどマナー違反、だけど気になる、…みたいな好奇心。


『押すな押すなよ?絶対押すなよ!?』の前フリみたいに。

見るなって言いつつ本当は見て欲しいんだろ?みたいな。

ポストを開けるな開けるな、開けないの?みたいな。