『だってうちら親友じゃん!?親友って自分で言う感じがやばくない??いいんだって、うちらは親友、私が決めた。
親友って結婚式のスピーチするらしいよ!!お嫁サンバ?サンバのリズム知ってる?!
あえてのハンドベルにしよっか?!今日という日が青春の1ページ、16小節のラブソングシンガーだし』
笑わせたかったです。
ツマラナイから外しまくりだったけれど。
わがままな私は、Jちゃんの泣き顔が単純に見たくありませんでした。
別に“彼女を笑顔にしたい”から、
…なんて素晴らしい心意気なんてありません。
――私はこの時、やっと気付きました。
【私性格悪いから、という前フリが既に卑怯】だったんだと。
最初に自分でいい人じゃないから、と“逃げ道を作って甘えて”いました。
【性格が悪いから仕方ないでしょう】という言い訳と、
【性格悪いって自覚してるだけ偉いでしょう】という回りくどい――
要するに、【結局はいい子でしょう】という落として上げる手口ですよね。
めちゃくちゃ格好悪いです。男友達が武勇伝語るくらいださいです。



