したたか舌打ち、ジメジメいじめ


『私っ、イイカッコしいだし?!別にJちゃんの為じゃないしー!!自己演出だし!』


ご主人は笑いながら、おばちゃんがするみたいにJちゃんの肩を小突いた。





パリンって、ちゃちぃ音がして―――








『泣き顔は彼氏専用なのに!見物料出しなさいよ!』


とりあえず笑って、とりあえずウケ狙いにかかって。笑えなくても。








振り返れば。



――“私”は―――――――