したたか舌打ち、ジメジメいじめ


【悪口は言わない】で、【いつもへらへら子供みたい】なことに笑っているのに、

【いざという時に大人】な人で―――



ご主人が人として憧れた人だ。


恋とか好きとか男とかじゃなく、

馬鹿みたいに《こんなヒーロー居るんだなー》と――



だから


【今、ここに透明な俺が居る】んだ。




――Jちゃん。

あの男子が居たなら、自分のクラスは平和だったんだろう。

彼はきっと、皆から愛される人だと思う。

進路が違うから引っ越したとかで、もう知らないけれど。






思春期に彼と出会えたことは、人として学んだことが多かった。