『でも天使だし女神だし姫だし妖精だし!!いい女だし!!イイヤツだし!!
何より私っていう自称絶世の美女の友達なんだから?!そんなんJちゃん幸せモンじゃん!!』
ご主人は冗談めかして笑う。
こんな時くらい笑いは抜きにすればいいのに、ご主人は陽気に話す。
笑いながら、携帯電話をにぎりしめる。その手はなぜか震えている。
これが、“友情”なのかな…
なんて、透明人間の俺には分からないけれど。
Jちゃんは、ありがとうと、泣きながら言った。
何にありがとうなのかは、やっぱり俺にはよく分からなかったんだ――
だって何一つ力になっていやしないのだから。



