ご主人はよく分からなかった。
Jちゃんは可愛くて、明るくて、おしゃれで、面白くて、よく告白されて、人気者で―…
そう、ご主人は生まれ変わるならこういう人になりたいと、Jちゃんに憧れていたのだ。
そして、Jちゃんと友達だということが自慢だった。【自慢の友達】だった。
そんな友達の悪口を、なぜ言われなければならないのだろうか。
気分が悪かった。
Jちゃんはもともとサボり癖がある子。
バイトをしているからか眠くて、朝は遅刻をしょっちゅうする(けど化粧や髪は完璧)
授業中は寝たりプリクラ帳を見たり、一緒にサボって先輩の体育を見に行ったり、
二人で保健室にさぼりに行って、カッコイイ先輩と雑談したり、
授業中にメールをして抜け出してそのまま街中で遊んだり…
―――だから、



