秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編④

「そんなこと言うと、ほんとにどこでも連れていくぞ」


頭の上にハテナマークを浮かべている美和の耳元で、ホテルとかと呟く。


「もう、龍矢のバカ!」


「ウソだ」


「もー」


俺の首元に顔を埋めてくる美和が、愛おしくて仕方ない。


「寂しいとか、我慢しなくていい」


「うん」


「お前のワガママを聞けるのは、俺の特権だから」


「うん」


「愛してる、美和」


「私も、愛してる」


星降る夜に、美和に誓う。


美和のことなら、全て俺が受け止めると。






・・・END